海外旅行保険の特性

長期休暇を利用し、家族そろって海外旅行に行くということもあります。そんなときは、家族まとめて海外旅行保険に入れば、お得になることがあります。
海外旅行ではいつトラブルが起きるのかわかりませんが、小さな子どもがいっしょだったりすると、長時間移動なども大変で、体調が悪くなることもしばしばあります。そこで、家族全員が共有できる海外旅行保険は心強い存在となります。
家族全員で加入できる海外旅行保険が「ファミリープラン」です。これは夫婦や家族が同じ旅行日程である場合に加入でき、多くの損害保険会社で取り扱っています。
ファミリープランの場合、個々で加入するプランから、共有できる補償をまとめて保険料をお手頃にできるのがメリットです。ただし、保険会社によって補償内容はいろいろ異なります。ファミリープランの場合、一般的に「家族それぞれの補償内容」と「家族で共有する補償内容」に補償内容が分かれます。
「家族それぞれの補償内容」は、死亡、後遺障害、治療費用の保障。「家族で共有する補償内容」は、賠償責任、携行品損害、航空機寄託手荷物遅延の費用など、ということになります。ちなみに「家族」の範囲ですが、保険の場合の「家族」というのは一般的に使われる言葉とは意味合いが異なるので、事前に確認してください。
また、妊婦や持病のある人も海外旅行保険に加入できます。生命保険や損害保険に加入できないイメージがあるかもしれませんが、海外旅行保険の主な免責事項に抵触しなければ大丈夫です。妊娠中の場合でも海外旅行保険に加入することが可能で、妊娠以外の原因での病気、事故について補償の対象となります。
ただし、持病がある場合は海外旅行保険に加入できない場合もあります。それは、現在怪我や病気で医師の治療を受けている人などです。一部損害保険会社では、旅行期間が31日以下なら持病(既往症)があっても海外旅行保険に加入できます。